亀戸天神社にお参りしてきました。
残念ながら藤の花はほぼ終わっていましたが、朝一番の境内にはとても良い気が流れていて、龍神様がいらっしゃるのも感じました。
九州の太宰府天満宮に対して「東宰府天満宮」と呼ばれていたこちらの神社の御祭神は、天神さま、菅原道真公。
学問の神様として多くの人が参拝しています。
この日も、拝殿前で大変長い時間熱心に祈っている老婦人がいました。どなたかご家族のためでしょう。
私は、まずは感謝と自分の鑑定をより深める宣言をし、それから先日鑑定にいらしたNさん親子のことを祈念しました。
Nさんは、受験生の娘をもつ母親です。ずいぶん前から娘さんの受験について相談をいただいていますが、いよいよ中学3年生になって、Nさんの心配も深まっています。
易占
現在のNさんの状態 水地比 五爻
「比を顯かにす。王、三驅を用いて前禽を失う。邑人誡めず、吉」
ひをあきらかにす。おう、さんくをもちいてぜんきんをうしなう。ゆうじんいましめず、きち。
「比」は「打ち解ける」「親しむ」ことについて説かれた卦ですが、五爻は、寛大な心を持って親しむことを述べています。
「三驅」とは狩りの方法で、四方から囲めば完全に捕まえられますがあえて三方だけ、一面は開けて逃げ道を与え、そこから逃げるものは見逃す、それが王の慈悲で、そんな王なら民からも慕われて吉だと言っています。
完璧さを追い求めず、寛大な気持ちで接すること。
不安に駆られてあれもこれもとやるのではなく、余裕を持つことが大切です。
娘さんに対しては、強制的に従わせようとしないことです。
運気的には良い卦なので、あまり心配せず、余裕を持って、欲を出し過ぎず、ほどほどでも良しとすることです。
娘さんの状態 火地晋 上爻
「其の角に晋む。維用て邑を伐つ。厲うけれども吉。咎なし。貞しけれども吝」
そのつのにすすむ。これもちいてゆうをうつ。あやうけれどもきち。とがなし。ただしけれどもりん。
「晋」は炎が勢いよく進んでいく卦で、「前進」を意味します。希望に溢れて進むときです。しかし、上爻は、もうこれ以上進むところがないというところまできています。晋の極みに来てしまい、過剰に暴走する恐れがあります。
娘さんは、今、十分がんばっています。これ以上の無理をさせると逆効果。
内面を整えて、これからに備えましょう。
実はこのNさん親子は、マヤでいう連番の親子です。
母親がKIN 202 白い風・黄色い戦士・音7
娘さんがKIN 203 青い夜・黄色い戦士・音8
KINナンバーが連番というのは、前世でも深いつながりがあったと言われます。
とても関係性の深い親子です。
ウェブスペルが同じ黄色い戦士。チャレンジ精神あふれる行動派、困難に立ち向かう強さがあります。初めてNさんから受験について鑑定を依頼されたときは「沢風大過」が出てピッタリだと思いました。
同じ紋章を持っていると、感覚も似ていて分かりやすい親子関係になりますか、似ているが故に大ゲンカということも起こりやすいです。
そもそも黄色い戦士は実直で言葉がストレートになりがち。お互い「言い方」というのが大事です。
そして、娘さんの太陽の紋章は、青い夜。夢に向かって努力する才能を持つ子ですが、自分の世界を持っていて、とてもマイペースです。
親からしたらイライラすることも多いでしょう。
一方、母親のNさんは白い風で、繊細な心配症、相手には共感してもらいたいタイプ。こんなに心配している私の気持ちを分かってほしい。それが伝わらないとなると、時に強制的な方法をとることもあります。
娘さんからしたら、押しつけがましいとか締め付けが厳しいとか感じるかもしれません。だから、易占の三驅を用いて前禽を失うなのですね。逃げ場も用意してあげましょう。
親は気をつけないと子どもを自分の分身と考えがちです。マヤKIN連番親子ならなおさら。自分のことのように考えて先回りして心配したり、自分のかなえられなかった夢を託してしまったり。子どもを愛するが故のことですが、「子どもと自分は別人格」です。
マヤには「イン・ラケッチ」という言葉があって「あなたは私、私はあなた、あなたはもう一人の自分」という意味ですが、これは「人間に限らず、宇宙も地球も自然も人も全ては繋がって一つであり、エネルギーにおいて共通である」という「ワンネス」のことです。
これをはき違えて、母娘が相手を「もう一人の自分」と思うと大変なことになりますよ。将来的にも。
最後に、進学の件について 火雷噬嗑 四爻
「乾胏を噬み金矢を得。艱貞に利ろし。吉」
かんしをかみきんしをう。かんていによろし。きち。
「噬嗑」は「困難をかみ砕く」「障害を打ち砕く」道について説かれています。
四爻は「硬い肉を噛み千切ったら中から金の矢じりがでてきた」苦心努力して、大きな喜びを得る卦です。
娘さんは大丈夫。もっと子どもを信じてあげてください。
それは、第一志望の高校に絶対合格するということではなく、どの高校に決まったとしても、娘さんは幸せになる、ということです。
いつも言いますが、人の目線と神様の目線(宇宙シナリオ)では、見えているものが違うのです。
学業成就鉛筆をいただきたいと思ったのですが、7時だったので社務所が開いていませんでした。