先日、ご主人以外に気になる男性ができてしまって悩んでいるという女性が相談にいらっしゃいました。
なんとなくアプローチされているように感じる、その相手の男性にもご家族がいるとのこと。
その相手との関係を占うと、
「地水師 五爻」が出ました。
〈爻辞〉
「田に禽あり。執言に利ろし。咎なし。長子師を帥ゆ。弟子尸を輿う。貞しけれども凶」
かりにきんあり。しつげんによろし。とがなし。ちょうししをひきゆ。ていししかばねをになう。ただしけれども きょう。
「地水師」は、戦いに向かう軍団長です。
勝利を求めるなら、強い気持ちで向かって行かないといけません。
五爻は、長子(力のあるもの)なら進んで行って良いが、弟子(力が無いもの)は負け戦となると言ってます。
この恋愛を本気で勝ち取りたいなら、用意周到に準備して、強い気持ちで戦わないといけません。
中途半端な気持ちで進んだら「屍を担う」ことになります。
とんでもない目に合うかもしれません。
「とんでもない目とは?」と、聞かれたので、
「不倫ですから…… ご主人にバレたら離婚されるかもしれないし、相手の妻から慰謝料を請求されることもありますし、相手がその妻と離婚して自分と再婚してくれるかと思えば、そうはならずに元サヤで自分だけがひとりぼっちになるという可能性もあります」
遠慮なく言うと、その女性は、
「主人と別れることまでは考えてない」「主人に対して罪悪感もあって、それで悩んでここに相談に来ました」とのことでした。
だったらこれ以上進んではいけません。負け戦が見えてます。
「好きだという気持ちも我慢しないといけませんよね」
と、言われたのですが、
「いやいや気持ちはどうにもなりません。大事なのは行動です」
八百屋の店先のリンゴが美味しそうだと思っても勝手にかじらないし、
公園の薔薇がキレイだと思っても勝手に取って帰らないし、
ステキなお家でこんな家に住みたいと思っても勝手に上がり込まない。
人は理性で行動を制御しています。
恋愛感情は制御不能。でも、行動は制御可能です。
何かを好きだという気持ちは、心の中で大切にすればいいのです。
ご主人との関係を占うと、
「水地比 初爻」が出ました。
〈爻辞〉
「孚有りて之れに比す。咎なし。孚有りて缶に盈つれば、終に来たりて他の吉あり」
まことありてこれにひす。とがなし。まことありて ふにみつれば、ついにきたりてたのきちあり。
「水地比」は、打ち解けて親しむことで吉を得る卦です。
初爻は力が弱いのですが、誠実な気持ちで親しんでいけば問題なし。あとには思いがけない幸運も手にすると言っています。
ご主人とは、誠実に向き合うことが大切です。そうすれば今後幸せな展開が待っています。
マヤサイクルで見ると、ご相談者とご主人は、3年後同時に次のステージが来ます。
ご主人のほうは2026年赤の時代が始まり拡張KINも付いた年。
ご相談者はご主人にとってのガイドKINで、ほかの相性もとても良いので、ふたりで力を合わせて次のステージに乗ることをお勧めしました。
後日いただいたメールでは、
「不思議とその男性のことが気にならなくなった」とのことです。
良かったです。