imacoco ~手相・九星気学・易占・マヤ

東京都府中市で手相鑑定・九星気学の運気鑑定・易占やマヤ暦を使った開運アドバイザーをしています。私自身、日々開運活動にいそしんでます。

易占 ~天沢履と山風蠱

前回に引き続きですが、「不倫」のご相談での鑑定をしました。

私自身が坎宮入りしているからでしょうか、珍しくこういう相談が続きます

 

ご本人(女性)にイーチンタロットカードを引いていただきました。

 

ご主人との関係が「天沢履」

<卦辞>
「虎の尾を履む。人を咥わず。亨る」

とらのおをふむ。ひとをくらわず。とおる。

 

「虎の尻尾を履む」という言葉がありますが、これは危険が迫っている卦です。

この卦が出たときは、虎の尾を踏まないように危険を避けて進む必要があります。

キーワードは、礼節、慎重、目上への敬意など。

年上のご主人に敬意を払って、礼儀正しく、という意味も読み取れますね。

「人を咥わず。亨る」なので、正しい進み方をすれば、危機を乗り切って道を通すことができます。どのように進んでいくか、天に見られています。

 

不倫相手との関係が「山風蠱」

<卦辞> 
「蠱は元いに亨る。大川を渉るに利ろし。
甲に先だつこと三日。甲に後るること三日」

こはおおいにとおる。たいせんをわたるによろし。
こうにさきだつことさんじつ。こうにおくるることさんじつ。

 

蠱という字は虫が三匹皿の上にあります。皿の上のものが腐敗して虫がわいている状態です。この卦が出たときは、その腐敗を取り除かないといけません。

組織なら内部に問題があったり、人間関係なら風通しの悪さや閉塞感、隠れた問題があったりします。

その問題を早く見つけて、スパッと取り除くことが大事です。

「腐敗を取り除く」とかいうとドキッとするかもしれませんが、「山風蠱」が出たからといって、すぐに別れたほうが良いとかの結論は出しません。

「元いに亨る。大川を渉るに利ろし」とは、「大いに道は通じる」から、「大川を渡るように力を注げ」という意味です。

まずは、取り除くべき問題が何かをよく考えることが大切です。

「甲に先だつこと三日。甲に後るること三日」とは、三日間かけてよく考え、三日以内にやり遂げる、ということ。ぐずぐずしていたら腐敗が進みます。

この卦はよく外科手術にも例えられます。早期発見と早期の根治治療が大事です。

不倫相手との関係は、今のままというわけにはいきません。相手の方にも何か問題があるのかもしれません。

 

そして、こちらはサイコロを振って爻を出しました。

「山風蠱」上爻

<爻辞> 
「王侯に事えず、其の事を高尚にす」

おうこうにつかえず、そのことをこうしょうにす。

 

王にも侯にも仕えずに高潔にしている。

腐敗を正し、世の中の腐敗から遠ざかった賢人の生き方です。

それが何を意味するのかは、ご相談者様の考え次第、今後の選択次第です。