3月1日は母の命日。
母を納骨した書寫山圓教寺にお参りに行きました。
なんと今の期間、ロープウェイがメンテナンスで運行休止。初めてロープウェイを使わずに上りました。
今まで、ロープウェイでないと行けないと思い込んでいたのですが、意外と大丈夫なことがわかったので記録を残しておきます。
記録なのでほぼ写真です。
姫路駅からいつものように「書写山ロープウェイ乗り場」まではバスで来ました。
しかし、ロープウェイは動いていません。
バスを降りたらロープウェイ乗り場に行かず、左方面に歩きます。
駐車場を左手に見ながらずんずん歩くと、カーブした道に出ます。左に行ってからまた右に進む感じ。
地元の人に「登山道」という立札を頼りに行けば大丈夫と聞いたのですが、駐車場の立札から次の立札まで結構歩いたので、ちょっと不安になりました。
しかし、一本道なのでとにかく道なりに歩きます。
ガードレールの先に立札発見!
この道を入って民家の間を進む。
大きなお屋敷に見惚れていると、その角にまた立札。
いよいよ登山道の入り口です。
この道は、6つある登山道コースの中で最もポピュラーな「東坂参道」です。
ここからは写真で。
けっこうゴツゴツした岩の道あり、いかにも登山です。
15分ほど上ると「五体の羅漢」がありました。
目が入っているのが、可愛いような不気味なような。笑
五丁の石の先に、大日如来さまがいました。
上り始めてから15、6分というところ、ここで給水タイムをとりました。
こまめに水分補給しないとね。
姫路の街を眺めて一休み。
六丁、七丁はこんな平らな道もありました。
でもまた岩の道も出てきます。
そして八丁の目印。上り始めてから約25分。
八丁って、もう八分目まで来たの?早くない?
3分ほどで九丁に。ゴールは近いのかしら。
十丁きた!!ゴールか?!
この文字とか、なんかゴールぽいよね。
って、あれ??
十一があるし!!笑
結局、ここからもう10分弱ほど歩きました。
十はゴールではない。←重要
ロープウェイの終点(山上駅)に着いたのは、登山道の入り口から時間にすると40分〜45分ほどでした。
懐かしいいつもの風景。いつもと違うのは、誰もいないこと。
志納料500円を払って入ります。
誰もいないのでお札をくずせなくて、お賽銭の小銭をかき集めました。
ちなみに摩尼殿までのマイクロバスを利用する場合は1000円です。もちろんこの日はバスも走っていません。
よって、ここから摩尼殿までもう30分ばかり歩きます。
この鐘も普段は観光客が並んでいて近づけないのですが、今回は誰もいないのでつかせていただきました。連打厳禁・強打厳禁。
圓教寺内の参道で、こんなところに十五丁があったんだと驚きました。
こちら、来るたびにお顔や体型に親近感を抱いている観音様です。
仁王門が見えてきます。
ここが東坂参道の終点、十八丁でした、
今までは丁石には全く気づいていませんでした。
登山したおかげですね。
そして、仁王門から10分ほどで摩尼殿。
ロープウェイ運休のおかげでほぼ貸し切りです。
摩尼殿ではゆっくり母と語らいました。
ガラスケースに納めた蝋燭の火がスーッと伸びてパッパパッパとなんども光るので、
「お母さんが喜んでいる」とわかりました。
毎朝、お線香をあげて手を合わせていますが、やはりお墓参りは違いますね。
母に、父に、ご先祖さまに、感謝しました。
初めて山を登ってお参りできたことにも感謝です。
丈夫な足腰をありがとう。
小一時間いましたが、その間に摩尼殿に上がって来たのは金髪の外国人男性ひとりだけ。
せっかくなので摩尼殿貸し切り状態をインバウンド観光客にも味わっていただこうと、立ち上がります。
こんなに誰もいない階段も初めて。
母が手すりにつかまってヨロヨロ下りていたのを思い出します。
さて、帰りも同じ道を行こうかと思いましたが、マイクロバスコースの横に別の道を発見。こちらは西坂参道です。
東に比べると舗装されていて歩きやすそうということで、こっちから下りてみることにしました。
西坂の写真がないのは、ここで淡路島から「思い立って山を登りたくなって」来たという女の子と合流したから。並んで歩いておしゃべりしていたら、あっという間に下までつきました。
時間的には30分くらいでしょうか。
こんなふうに舗装された石畳ですが、途中かなりの急坂もあり「雪が降ったら絶対歩けない」と言いなから下りました。
一番下までいくと、お稲荷様がありました。
一願成就の神とのこと。淡路島の女の子と二人でお参りしました。
山を下りた右手にすぐバス停がありました。タイミング良くすぐにバスが来たので、バス停の名前を確認できていません。
近くには日吉神社もあったようです。
書寫山圓教寺は、ロープウェイが動いてなくても行けます。
でもロープウェイだと4分。笑