ご無沙汰いたしました。
実は3月1日に母が亡くなり、四十九日が明けるまでブログを休んでおりました。
先週の日曜日に姫路の書写山圓教寺で四十九日の法要も終わり、今日から通常運転です。
生前の母は「お母さんが死んだら、あんた(私)と○○(弟)のこと守ってやるからね」とよく言ってましたので、母が亡くなってさみしい気持ちより「これからは守ってくれる」心強さの方が強いです。
圓教寺は母が兵庫の加古川に住むようになってからよくお参りしていたお寺で、私も帰省するたびに一緒に行きました。
そのご縁で葬儀も納骨も圓教寺にお願いできて良かったです。
私自身は真言宗ですが、天台宗とご縁ができたこともありがたいと思います。
今の時期の圓教寺は新緑がとても気持ちいいです。
書写山ロープウェイを降りると摩尼殿まではバスも出ていますが、仁王門まで観音様とお会いしながら上っていける参道がおすすめです。大人の足なら25分くらいです。
西国三十三所の各札所本尊を表した観音様たち。
お顔も光背も様々で自然の中にいらっしゃるお姿にうっとりします。
圓教寺は「西の比叡山」と呼ばれる天台宗の三大道場の一つです。昨年末、258世天台座主に、圓教寺の大樹孝啓住職様が就任されました。
圓教寺は966年に天台宗の高僧「性空(しょうくう)上人」が開いた寺院です。
もとは書写山の桜の樹に天女が降りていらっしゃったのを見た性空上人が、その桜の根を残したまま、幹から観音像を掘りご本尊とし、そこに屋根をつけてて御堂としたそうです。
書写山には、樹齢何百年の樹木も多く残っています。お山自体がパワースポット。
吉方位旅行(方位が合えば)にいらしてはいかがでしょうか。
5月3日~5日は、去年はコロナ禍で中止になっていた『新緑まつり』が行われ、釈迦三尊像や阿弥陀如来坐像などの重要文化財の特別無料公開があります。