先日、九星気学の一日講座にいらした女性(二黒土星)は、とても熱心に祐気取りをしている方です。今までは「九星気学の専門家」という人に聞いて、その人の言う通りの場所と時間で祐気取りをしていたけれど、自分でも吉方位や日時をわかるようになりたいということで、うちに勉強にいらっしゃいました。
その方から「今年の祐気取りの復習」とのことで、以下のご質問がありました。
独学で勉強しているかたの参考になると思ったので、2回に分けてこのブログで共有します。
「2021年の9月18日の 9-13時に北西の長野(自宅から200km)に祐気取りに行きました。祐気取りの時間は9時-11時でした」
まず、これはあっているのかという話。
今年の9月18日は七赤中宮の月盤と日盤が重なる開運日です。
そして北西は二黒土星にとって開運方位ですので、この日に自宅から200㎞のところに行ったのは吉方旅行と言って良いと思います。吉方旅行の基本は「月盤と日盤を合わせる」ことです。
ただ、今年は年盤で北西は「暗剣殺」にあたります。年盤での方位の効果(影響)は、大きいけれど、出るのが遅く、長く続きます。
年盤の方位効果は、引っ越しや、海外旅行や、1週間以上の遠方の旅行でないとあまり効果を感じないので「200㎞以内の日帰りや1泊旅行なら年盤は気にしない」という流派もあります。一方、「祐気取りは年盤を最優先する」という流派もあります。
私は年盤の大凶方位(五黄殺・暗剣殺・本命殺・本命的殺・歳破)は避けますが、そこは考え方の違いもあるので、他派の方には強くは言いません。
9月18日は月盤と日盤が同じ七赤中宮です。指定された祐気取りの時間「9時から11時」も七赤中宮なので、月盤・日盤・時盤が重なっています。本来なら問題ありません。
ただ今回は巳の日・巳の刻で北西が日破と時破にあたっていました。
月盤・日盤・時盤のうち吉方位になっていたのは月だけです。祐気取りにふさわしいタイミングではありませんでした。
では、この吉方位旅行は無駄だったのかというと、そんなこともありません。
月盤では吉方位に行ったのです。日破の凶の影響は、当日強く出てせいぜい5日。(日破の場合です。五黄殺や暗剣殺などの日盤凶方位は、吉方位と同じく60日くらい影響します)
200㎞がんばって行った月盤の吉方位効果は60カ月ほど続きます。
プラスマイナスでプラスだったと前向きにとらえましょう。(済んだことだし)
例えば、今年の10月16日は東が日破でしたが、年盤・月盤・日盤が重なる、しかも輪重吉方という大開運方位でしたので、私は東吉方位の一白水星や三碧木星の人には吉方旅行をお勧めしました。プラスマイナスでプラスのほうがとても大きいからです。
日破と時破でのお水取りや玉埋めは、残念ですが「祐気取り」の特別な効果が無かったというだけです。大きなダメージがあるほどのものではありません。たぶん。
ちなみに私も効果の無いお水取りの経験をしています↓
それよりも大変気になったのは、その「専門家」がお勧めしている祐気取りの「玉埋め」が、神社の敷地内だったということ。
神社の許可を取っているかというと、「誰にも見つからないように」と言われたというので、そりゃダメだろう~と。玉埋めも、お砂取りも、お水取りも、許可された場所でないといけません。
今このブログをご覧になっている人が、もしも同じように神社に水晶を埋めたり、もしくは砂を勝手に持ち帰ったりしていたら、その行為に疑問を持ってほしいと思い、あえて書かせていただきました。
「五黄中宮のときの祐気取り」の質問もあったので、これは次回に。
※質問があったので追記します(2022.06.22)
ここでの「祐気取り」はお水取りなどのアクションを指しています
吉方位旅行そのものが祐気取りという考えもありますが、ここでは「吉方位開運旅行」と別に、その時行うお水取りやお砂取りなどのアクションを「祐気取り」と言ってます。
混乱させてすみませんでした!
大國魂神社の御神木の大銀杏です。