九星気学を勉強しているとそのうち「三合法」とか「輪重吉方」という言葉を聞きます。
☆三合法については以前書いたので良かったらご参考に
https://misuzukaiun.hatenablog.com/entry/2019/11/21/201627
で、今回は「輪重吉方」について。
意外にもわりと多くの人が、輪重吉方を勘違いしています。
「年盤と月盤が重なる吉方位」今年2020年だと、3月と12月が輪重吉方の月
その月に、月盤と日盤まで重なる日に旅行すると輪重吉方の大きな効果が得られます。
－－－－これは勘違い。
輪が重なるという文字から、年盤月盤日盤を重ねていくのをイメージしたのでしょうが、これは毎年ある大開運旅行日です。もちろん、吉方位の効果は大きいです。
ただ、輪重吉方ではありません。
じゃ、輪重吉方って何？
という話ですが、それにはまず先天盤を知らねばなりません。
こちらいつも見ている年盤と星の位置が違っています。
数字がそれぞれ、1は一白水星、2は二黒土星と見てください。五黄はありません。
実はいつも見ている定位盤は、後から生まれた後天盤なのです。
この先天盤の覚え方は、易をご存じの方でしたら簡単だと思います。
太極図で、天から左回りに「乾・兌・離・震」と並び、
右回りに「巽・坎・艮・坤」で最後が地にになっています。
お互いに向かい合う卦が、
父・母、長男・長女、中男・中女、小男・小女
と、対応していますよね。
易に詳しくない人はすっ飛ばして聞いてください。
この対応する数字というのが輪重吉方のキモです。
6と2 （乾と坤）
7と8 （兌と艮）
9と1 （離と坎）
3と4 （震と巽）
このように対角にある関係を対冲（たいちゅう）と言います。
そして改めて後天盤を見ます。この数字の並びが定位置。これ大事。
輪重とは、その星が回座した場所が、先天盤で対になる相手の定位置だった場合をさします。
それが吉方位であれば輪重吉方位ですし、凶方位になれば輪重凶方位となり、どちらも効果が大倍増。輪重吉方はぜひとってほしいけれど、輪重凶方は絶対に避けてほしい方位です。
「その星が回座した場所が、先天盤で対になる相手の定位置」
最も短い言葉で簡単に説明したつもりですが、分かりやすくはないでしょう。
というわけで、全部の輪重をお知らせします。
九紫中宮の時の南西（6が回座したのが2の定位置）
六白中宮の時の南 （1が回座したのが9の定位置）
六白中宮の時の東 （4が回座したのが3の定位置）
六白中宮の時の西 （8が回座したのが7の定位置）
四緑中宮の時の北東（7が回座したのが8の定位置）
四緑中宮の時の北 （9が回座したのが1の定位置）
一白中宮の時の北西（2が回座したのが6の定位置）
※九紫火星の人、北西は本命的殺です！
四緑中宮の年の南東は暗剣殺になりますから輪重凶方位です。気を付けて。
あとは、この方位が自分の吉方位になるときに、年盤月盤日盤を合わせて行けば、いつもの開運旅行に増してはるかに大きな吉方効果が得られます。
（輪重に関していえば、年・月・日の盤が重なっていることが条件です）
2021年は六白中宮なので、2年ぶりに輪重吉方が取れる年です。
もちろん吉方位でないと輪重吉方にはなりませんから、2年ぶりどころから滅多にないチャンスの年です。
ちなみに2021年の南をどう扱うかというのは、前回のブログを見てください。
私は水火殺の輪重凶方位と考えています。2023年四緑中宮の北も同じく。
来年の開運旅行月は10月。
年盤月盤日盤が重なる日は、10月16日, 25日, 11月3日です。
10月20日以降は土用期間にあたるので、効果ないわけではないですが、おすすめは10月16日です。
私も絶対、西か東に大きく開運旅行をします。
できたらハワイに行きたいな～。来年の10月ならコロナも落ち着いているかな～。
追記 12月4日
すみません。
コメント欄で指摘を受けたので、追記させていただきます。
私のこの輪重吉方位の記事は、複雑な手順を全部省いて答えだけみなさまに教えたものです。
「本当の出し方はこうです」というのをコメント欄に貼っていただいているので、本格的に九星気学を勉強されたい方は、ぜひそちらをご参考ください。
読むと私が学んだものとは少し違う解釈もありました。答え(輪重吉報の方位)は同じなのでこういう出し方もあると、いろいろ勉強されたいかたは合わせて読まれるといいと思います。
