はじめに。
今回のブログは易占も気学も手相もマヤ暦も関係ありません。笑
角川武蔵野ミュージアムの1階で行われていた展示。
「荒俣宏の妖怪伏魔殿2020」
2月28日までの予定が期間延長されていました。ラッキーでした。
1DAYパスポートを購入していたのでここも入れるということで、初めは軽い気持ちで入りました。せいぜい1時間もあれば見られるだろうと。
甘かった。
そんな浅いものではなかった。笑
初っ端からラブリーなぬらりひょんにハートをわし掴みされました♥️
妖怪界の新星、シンデレラ、期待のニューフェイスアマビエさまはもちろん、
北は北海道から南は九州、沖縄まで。古今東西の妖怪たちが大集合。説明書にも荒俣宏先生のユーモアと博識が滲み出ています。
北海道樺太アイヌ民話の妖怪「オッケルイぺ」臭いオナラをしても知らんぷりする妖怪。もちろん真面目な紹介です。
岩手の妖怪「寝肥(ねぶとり)」
とてもこわい。自分を見るようで。
結婚した後、可愛かった奥さんがブクブク太るのは妖怪の仕業なのですね。
同じく岩手の「寒戸の婆」
神隠しにあった若い娘が歳老いて帰ってきた。
よくよく読んだら若い娘が30年ほど経って帰ってきたのならアラフォーかアラフィフ。私より年下よ。この絵はひどいわ。
さすが東北や京都にはたくさんの妖怪がいましたが、私が少女時代を過ごした宮崎は、一つしか紹介されていませんでした。
しかも聞いたことない。いや?呼ばれたことあった、私が「豆だぬき」と。
これだったの?!!
こんな風に全国の妖怪たちを全て知るのに軽く1時間はかかります。
そして会場の真ん中に一見無造作に置かれたダンボールたち。そろそろ片付けが始まっているのかしらと思ったら。
荒俣宏先生の貴重なコレクションだった!
しかもマジックペンで手書きの紹介付き。
本物……と言われてもその価値が今ひとつわからない。わからないけど、熱量は伝わる。
荒俣先生の手書き解説が無ければ、これからお焚き上げの箱だと思った。
奥の部屋にも荒俣宏コレクションがてんこ盛り。
こんな感じで。
荒俣宏コレクションだけでもお腹いっぱいなのに、なんと京極夏彦部屋まである!!
懐かしいなー。
中禅寺秋彦シリーズ、読みました。今もうちの物置の奥に眠っています。
読み返すことはないだろうけれど(字が小さすぎて)、捨てられない。
この表紙は張り子作家荒井良さんの作品だったのね。
お面たちもひょうきんでちょっと妖怪ぽい。ひとつひとつ味わいました。
ほかにも妖怪盆踊りコーナーあり、R指定の部屋あり(笑)、映画「妖怪大戦争」のセットあり。とにかく盛りだくさんでした。
気づけば余裕で3時間超え。皆さまも十分時間に余裕を見て入ってください。