先日、「印鑑」について相談を受けました。
「開運印鑑」を作ってくれる人を知らないかという話でした。
すみません。知りません。
開運アドバイザーですが、「印鑑で開運」には取り組んでいません。
「三文判を持つ人は三文判の人生を送る」
と、高い印鑑をつくるように勧められたとか、
「印相が悪いからこのままでは不幸になる」
と、20万もする印鑑を勧められたとかいう話を聞きますが、
後者なぞ、壺を売りつけてくるあやしい新興宗教との違いが判りません。
すみません、あくまで個人の感想です。
しかし、私の経験上ですが、
特別な印鑑を使っていなくても、社会的に成功している人は大勢います。
というのは冗談として、
私は保険会社の営業時代に1000人以上のかたとお会いして押印いただきました。(今はサインで、印鑑は押しませんけどね)
上場企業の管理職、会社役員、経営者、立派に成功している人でも三文判に近い、ごく普通の印鑑を使っていらっしゃいました。
直接「これは三文判ですね」と確認したわけではないので(当たり前だ)、ひょっとしたらオーダーメイドの印鑑だったかもしれませんが、篆書体とか吉相体とかのこだわりは無かった気がします。
もちろん、大変立派な印鑑をお持ちの方もいました。
私がまだ手相も気学も知らない営業マン時代、ご契約時に、
「この印鑑、香港で作ってもらったんだよ。翡翠で30万したの。でも一生モノだしね」
と、言われて感心したこともありました。
そして後日、別の人から、
「翡翠のハンコは欠けやすいから良くない」と聞いて、何を信じていいかわからなくなりました。
今、いろいろ勉強して、はっきり言えるのは、
「欠けた印鑑は凶」ということだけです。
九星気学の八方位の、欠けた方位のエネルギーがマイナスになると言われています。(印鑑の八方位は各45度です。)
欠けた印鑑を使っている人は、
玄関に靴を放りっぱなしにしているとか、
トイレが汚れているとか、
風呂の残り湯で洗濯しているとか、
それくらいには、運気を下げると思います。
高い印鑑だったからと欠けたまま使っているくらいなら、安い印鑑でも買い換えたほうがいいですね。
どんな印鑑でも「自分の分身だと思って大事に扱う」ことで「開運」です。
そして、欠けたら新しいものにすること。
ちなみに私の印鑑は、30年近く前に小田急百貨店で作った黒檀の正丸印です。
いつ姓が変わってもいいように下の名前で掘ってもらいましたが、その心配は要りませんでした。
値段は覚えていませんが、そんなに高くなかったです。
初めてマンションを購入するとき、ハッタリで立派な印が欲しくなって作りました。
でも最近では、使っていません。
宅配受け取り時くらいしかハンコ押すこともないので。
それこそ三文判が大活躍です。
でも、三文判の人生ではないと自信を持って言えますよ。
(他で開運しているからかしら)
そんなわけで、開運印鑑は開運アクションの中に入れていない私です。
でも、「開運印鑑」を作ることで、自分が開運していると思い込むことができて、印鑑を大切にできるなら、それはそれで運気を上げるひとつだと思います。
事業を始めよう、登記をしようなど、思い切ったことに挑戦するとき、印鑑でも運の後押しをしてくれるものが欲しくなる気持ちは、よくわかります。
追記
すみません。
この記事書いてから、気になって印鑑屋さんをのぞきまして、
黒檀じゃなくて黒水牛だったかも?と思い直しました。
それくらいにこだわっていないのでした。