私は22年間、ナイスでロングでチカラでカタチの(わかる人だけわかる)某生命保険会社に勤務していましたが、手相を学んで、「もっと早く知っていれば、あのとき仕事に活かせたのに」と思うことがしばしばありました。
手相を知ることは、自分を知ること。
同じように、手相を見せてもらうことで相手を知ることも可能です。
社内での人間関係も、営業相手とのやり取りでも、
「彼を知り己を知れば 百戦殆うからず」
いや、戦うわけじゃないから。戦わないから。
手相も上手に使うと、コミュニケーションに活かせるという話です。
例えば、
「私、手相を勉強したんですよ」と言うと、相手の反応は、
すぐに手を開いて見せてくれる人もいれば、さりげなく手のひらを隠す人もいます。
それだけでも、相手の性格や、自分との距離感がわかります。
「手の内を見せる」という言葉もありますが、心を開いていない相手に手の内をさらけ出す人はいません。
手を開いて見せてくれるということは、少なくともその程度には、オープンな気持ちで接してくれているんだなと思えます。
(もちろん、とても親しくしていても手相は嫌だという人もいます。)
見られたくないという人の手相を無理に見てはいけません。
思い切り拒絶されるか、その場はともかく、嫌な感情を持たれます。
それでは大失敗。
試しにやってみるなら、
「私、手相を勉強したんですよ」と言いながら、まず自分から手のひらを開いて見せて、(自己開示)
相手も「へー」とか言いながら、同じように手を開いて見せてくれたら(自己開示の返報性)、
手相でコミュニケーションをとるチャンスです。
次回から、仕事やコミュニケーションに活かせるかんたんな手相の見方をお届けします。