Facebookで「7日間ブックカバーチャレンジ」というのが回ってきて、昨日までに好きな本や趣味の本、6冊紹介しました。
「最終日は何にしようかな」と本棚を見たとき、やはり結構なスペースを占めている「易経」は、アイデンティティー主張するのに(笑)、外してはいけないのではないか?
そして易経を紹介するとしたとき、岩波文庫のこれでいいのだろうか?
と、悩んだ末ブログを更新することにしました。
(というのも、占い仲間や生徒さんから尋ねられることもあるので。参考になれば)
「易経」を読むとなるとこの岩波文庫の「易経 上下巻」を選ぶ人が多いんじゃないかと思います。なんとなく。
私も最初に買ったのはこの本で、小さい文字と少ないフリガナに苦労しながら読みました。
今振り返って思うに、入門編としては、結構読みづらいです。
そこでもう少しとっつきやすく「易経」と出会いたい方に、安岡正篤先生の「易経講座」をご紹介します。易を勉強するなら安岡先生の本は読んでおきたい。
人に差し上げて手放したのですが「易と人生哲学」もお勧めです。
ちなみに右奥の「易學入門」は昭和35年に発刊されたものです。
昔、吉祥寺の古書店で500円で買いましたが、今3000円くらいになってます。ふふ。
ついでに、同じく古書店で安く買った昭和48年発刊 石川雅章著「決定版 易学入門」
これもAmazonで中古本が3500円になってます。ふふふ。←自慢か。
この本は、易経の解説だけではなく【占考】として、この卦が出た時の占いの結果を書いています。易学入門というより易占入門ですね。
解釈が東京スポーツ新聞ぽいと思ったところも多々あり。
そしてこちらは、今や無き某アプリの占いサークルで知り合った方から「易を勉強するならこれが一番」と言って紹介された本田済先生の「易」
これもやや難しいので入門編ではありません。中級から上級編。
色々な解釈の仕方があることを教えてくれて、勉強になります。
最後に「易経を勉強したい」という人に私がお勧めしていた本。
卦辞、爻辞の訳と解説が分かりやすいです。
爻辞のフリガナも親切で読み下しやす~い。
入門編として易経を読むのなら、この徳間書店の「中国の思想(7)易経」がおススメです。(あくまで私の感想ですが)
ただ、これも絶版なのか、紙の本がAmazonでバカみたいな値段になっていました。
Kindle版があるようなので、ご興味あったらそちらで試してみるのがいいかも。
あと、私が易占の参考として読んだ本には、
「黄小娥の易入門」
「天牛のすぐに役立つ銭流 易経 」
「すべてがわかる384爻易占い (水沢有)」
などがあります。(他にもあるけどタイトル忘れています)
これらは易占の入門書としては、どれもわかりやすくて面白いです。
いろいろ読んで分かったのは、易の解釈は人それぞれ。
なので、本格的に占いをしたいという人は、誰か一人の易占本をたよりにするのではなく、ちゃんと元の文を知っておくことが大切だと思います。
最後に、おまけ。
「まんが易経入門」
「まんが」とかいいながら、めっちゃ文章多いです。笑
イラストが多いので64卦をイメージで覚えるのには良いと思います。
私は受験生時代(恐竜いた?!)に赤単(まだある?!)も、自分でイラスト描いて憶えていた漫画っ子なので、こういうのも好きです。