imacoco ~手相・九星気学・易占・マヤ

東京都府中市で手相鑑定・九星気学の運気鑑定・易占やマヤ暦を使った開運アドバイザーをしています。私自身、日々開運活動にいそしんでます。

バウンダリー ~適切な境界線を引く力をください

先日、このブログを見ていただいているかたから、

「土用期間をイライラせずに心穏やかに過ごせるコツはありますか」

と、メールをいただきました。

 

皆さんも、自粛ストレスと土用の気の交じりで、いつになくイライラしたり、落ち着かない気分でいたりするかもしれませんね。

 

私の座右の銘「自分の機嫌は自分でとる」

なのですが、その考えに至った「バウンダリー」についてお話します。

 

バウンダリーとは、英語で「Boundary=”境界”」を意味します。

心理学では「自分と他人との境界線を引く力」という考えを意味します。

 

人の悩みの大半は人間関係からと言います。

分かりやすく「迷惑をかける、かけられる」という関係だけでなく、

「あの人のためにやってあげたいけどそれがうまくいかない」という善意の悩みもあります。

他人との「適切な境界線(バウンダリー)」を引くことが出来たら、それらの悩みから解放されます。

他人の問題を自分の問題にしない

他人の責任を自分の責任にしない

他人がやるべきことを自分がやらない

 

自分と他人を逆にするとわかりやすいと思います。

自分の問題、自分の責任、自分がやるべきことは、普通は他人に押し付けないですよね。

まあ押し付けてくる人もいますけれど、それはバウンダリーが引けていない人。

まずは「自分が」ちゃんと他人と線引きできているかどうか確認することです。

 

バウンダリーが曖昧だと、

「なんであの人は分からないんだ」とか「どうしてやってくれないんだ」とか、

相手に期待しすぎる人になっては裏切られた気持ちでイライラしたり、

「あの人のことは私が面倒見ないとダメだ」とか「頼まれたから断れない」とか、

がんばりすぎる人になってはストレスをためてモヤモヤしたりします。

 

私が母親の介護で悩んでいたときは、まさにこの状態でした。

でも、私と母親、私と弟、私と×××などなど、それぞれ「適切な境界線」を引き、

 

私と相手は違う人

私の問題は私の問題 相手の問題は相手の問題 

相手の問題を私が解決できなくても、それを負い目に感じる必要はない

逆に私の問題は私が解決すべきで、誰に助けてもらえなくてもそれは当たり前

(助けてもらえたら大感謝)

 

という思考になるとイライラもモヤモヤも晴れてスッキリしました。

 

親、配偶者、子、兄弟姉妹、恋人、親友、距離が近い相手ほどバウンダリーは曖昧になりがちです。

今、自宅で家族にイライラしている人はバウンダリーが曖昧なのかもしれませんね。

 

バウンダリーがうまく引けていれば「自分の感情も自分の責任」です。

イラッとするのは、相手のせいではなく「自分の考えから、今、自分がそう感じている」だけです。

まあ、それでいうと、自分にとって世の中全てのことは自分が感じた通りのものなんですけどね。

だから、自分の機嫌は自分でとるのです。

 

ちなみにうちのダンナは、先日やむなく出かけたあるところで、そこのスタッフにイライラしていました。

テレビを見ても、ニュースやコメンテイターの発言に怒っています。

あらゆるものと境界線が引けてません。笑

 

今、新型コロナウイルスのせいで、思い通りにならないことは多いです。

自分や家族の健康、今後の生活などが不安な人もいると思います。

でも、イライラするのも不安になるのも、結局は自分の心。

ただ前向きにポジティブにというのは難しいかもしれませんが、

人間関係にも、あらゆる出来事にも、上手に境界線を引く力が欲しいものです。

 

ラインホールド・ニーバーの祈りを引用します。 

God, give us grace to accept with serenity
the things that cannot be changed,
Courage to change the things
which should be changed,
and the Wisdom to distinguish
the one from the other.

 

神よ、変えることのできないものを静かに穏やかに受け入れる力をください。

変えるべきものを変える勇気をください。

そして、

変えられないものと変えるべきものを区別する賢さをください。

 

 

 

このブログの中で青い太文字で書かれている部分は、私がバウンダリーについて勉強した時に本やブログからいただいた言葉です。

イラっとした時(やっぱりするよね!)には見返しています。


追記)

私が昔、某保険会社で働いていたときは、自分と部下の間にも、自分と上司の間にも、バウンダリーありませんでした。だからいつも怒っていたんだなー。
当時の自分に教えてやりたい。

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我が家の「万葉」の一番花です。
この子は鉢植えなのに雨ざらしの所に置かざるを得なかったのですが、病気にもならずにがんばって咲いてくれています。
ありがとう。