あけましておめでとうございます。
お正月は、朝散歩(犬と) 駅伝見て 飲んで食べて 寝て(昼寝) 夕散歩(犬と)
飲んで食べて 寝て(そのまま就寝)……の繰り返しで三が日終わりました。
4日目にして2020年初のお化粧をして外出。
はとバス日帰りバスツアー「九社寺をめぐる 浅草名所(などころ)七福神」
に行ってきました。
東京駅の丸の内南口、はとバス乗り場からスタート。10時発ですぐに最初の
矢先神社 (福禄寿)
七福神では福禄寿ですが、ご祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと) です。矢崎稲荷神社ですからね。
拝殿の格天井の馬の画が有名な神社らしいですが、そちらは見られませんでした。まあバスツアーですから。
福禄寿は拝殿の右手に奉安されていて、長寿の象徴の鶴が傍らにはべっています。
再びバスに乗って移動したのが
拝殿にも二股大根、正しくは「二股大根と巾着」を組み合わせた紋章がありました。
二股大根は、無病息災、夫婦和合、子孫繁栄を表しているそうです。
二股じゃない大根がたくさん売られていました。それを買ってお供えするようです。
私は50円のお線香をあげて煙を浴びましたが、ここで引いたおみくじが凶で、浅草の寺の厳しさを再認識しました。
けっこうボロボロです。取りつく島なし!
待乳山聖天から徒歩で
今戸神社 (福禄寿)
福禄寿、さっき行ったじゃん!
と思われたかもしれませんが、この「などころ七福神」九社回るんです。福禄寿と寿老人がダブっています。
江戸時代に大人気だった「七どころ」七福神めぐりが一時期廃れて、昭和52年に復活した時に「九つになっていた」そうで、いろいろ事情を推察できますが、神様は何人いてもいい。福禄寿と寿老人に関してはパワー2倍の浅草「名どころ」七福神巡りです。
ちなみに今のパンフレットには、
七福神詣をする時に実際に詣でる社寺が九社寺あるのは、「九は数の極み、一は変じて七、七変じて九と為す。九は鳩であり、集まる意味を持ち、また天地至数易では陽を表わす」という古事に由来しています。
とあります。大人の事情ではなさそうです。
「一は変じて七」というのは先天定位と後天定位の関係をすぐ思い浮かべましたけれど、「七変じて九」はどこからでしょう。教えていただきたいです。
今戸神社は、招き猫と縁結びで有名な神社で、参拝は長蛇の列。
はとバスでは長時間取れなかったらしく、神職さんが出張ってきて、参道の横で、鈴をシャンシャン鳴らして禊祓いをしていただきながら一斉にお参りしました。
はとバスのガイドさんが「これは拝殿前で参拝したのと一緒ですからね」と何度も言うのが痛々しかったというかなんというか。でもみんな気にしていなかったようです。
招き猫のおみくじが大人気でした。
今戸神社からバスで
石濱神社 (寿老神)
寿老人ではなく「寿老神」とすることで、鷲神社の寿老人との違いを見せています。
ここではおみくじで大吉をいただき、先ほどの凶のダメージを癒していただきました。
いえ、凶が悪いわけじゃないですけどね。でも、手放しでほめてくれる大吉はうれしいですよね。
神様からのウェルカムを感じました。ご祭神が天照大神と豊受大神なので、毎朝手を合わせているから、慰めてくれたのかもしれません。
すごく景色のよい神社です。
石濱神社から徒歩で
この橋場不動院で、最後にご紹介しますが「福絵」の完成版をいただきました。
結果的にグッジョブだったと思います。
バスで 浅草ビューホテルに向かい、お食事タイム。
大変長めの良いところでランチをいただきました。ちょっと食べ過ぎ。
雲がね、すごかった。ぜんぶ白龍に見えましたよ。
各神社の写真も、空見たら龍いる!って感じです。
ちなみに食事は、13時30分から15時まで。デザートまでゆっくり食べられました。
浅草寺 (大黒天)
浅草寺では、2年続けて初詣で凶をいただいたこともあり、今回も覚悟して引きましたが驚くほど良かったです。←当社比
浅草寺でこんなにいいこと言われたの初めてかも。
参道長蛇の列で、本殿に上がってからも身動き取れない混雑ぶり。
おかげで、天井画の龍や天女をじっくりと鑑賞できました。
浅草寺のすぐ隣
浅草神社 (恵比寿)
浅草寺で厳しいことを言われて、浅草神社で癒してもらうというのが毎回のパターンでしたが、今回はどちらも優しい。
浅草神社のお参りが並んでから約40分、浅草寺は約50分でした。
御朱印はもっとすごくて、どちらも1時間(以上)待ち。
はとバスツアーで七福神の御朱印コンプリートを目指していた人たちは、ことごとくこの浅草神社と浅草寺で挫折していました。
ちなみに浅草神社と浅草寺の自由時間は15時10分から16時40分。
1時間半あっても両方参拝するのはギリギリです。
最初から参拝あきらめて仲見世をブラブラしている人たちも多かったようです。
浅草寺からバスで
吉原神社 (弁財天)
こじんまりとした小さな神社ですが趣がありました。
おみくじ、探したのですが、どこにあるのかわからず、御朱印対応でお忙しそうなので聞くこともできませんでした。
(と、次の鷲神社も、もうおみくじは引きませんでした)
徒歩で
鷲神社 (寿老人)
浅草の酉の市で有名な神社です。
大國魂神社の酉の市から色々なご縁をいただいているので、ここでもしっかりとお礼を申し上げました。
これにて九社すべて巡って時間は17時20分。
東京駅までは30分ほどで着きましたので、18時の終了予定時間にはきっちり間に合いました。さすが、はとバス。
最後に、私が橋場不動院でいただいた「福絵」の完成版。
これは用紙が500円で、各神社で御朱印を押していただきます。
御朱印は300円ですが、こちらの押印は一社200円。コンプリートで2300円。
普通は最初に参拝した神社で700円で一社押印がされた福絵をいただいて、七福神を巡りながら各社で押印いただくのですけれど、この空前の御朱印ブームです。絶対時間がないと踏んだ私は、最初から「完成版はありますか」とたずねました。
色紙も福笹も「完成版」というのはあるのですが、数量限定です。
これからバスツアーで七福神巡りをしようと思う方、マイ御朱印帳にこだわるのでしたらそれはそれでもちろん構いませんが、集合時間が決まっているツアーだと思い通りにはならないです。
全部回った記念の縁起物が欲しいということであれば、この手もありではないでしょうか。
実際、同じバスツアーで回っていた中には「お参りはいいよ」と言って、御手水もせずに御朱印の所に走っていく人もけっこういました。(けっこういたんです)
このブログを読んでいる人はみなさんご存じだと思いますが、御朱印の起源は「寺社へ写経を納めた(納経)際の受付印」です。
本当なら写経して納めていただくものです。
拝殿で手も合わせずにいただくなんて神様もビックリよ。
というわけで、こういうのもあるよとご紹介いたします。
今回私ははとバスツアーで回りましたが、個人や友達同士で回っている人もいっぱいいましたよ。2日に分けて回るのもありです。