ゴールデンウィーク10連休も終わりましたね。
前々から言っておりましたが、ゴールデンウィークの期間は土用にあたり吉方位の効果は半減、凶方位の影響は増大。
なので、いつもだいたい自宅から30㎞以内でお出かけしているのですが、
今年は5月3日に塩船観音寺に行ってきました。
ちょうど「つづじまつり」の時期で、とてもきれいでした。
5月3日は、例大祭柴燈大護摩の日で、灰の降りかかる中で般若心経と不動明王のご真言を唱えるという貴重な経験をさせていただきました。
目の前の炎が龍に見えました。
修験者たちの火渡りが終わったあと、一般の人も火渡りを体験できます。もちろん私も並びました。
この写真は私ではありません。イメージをお伝えしたく、煙でよく見えない赤の他人様の後姿をお借りしました。すみません。
こんな風に靴を脱いで裸足で歩きます。
左右は煙がくすぶっているものの、真ん中の通り道は多くの人が踏んで歩いた後では熱くも何ともありません。
でも、そのお不動様の煙の中を歩くということが貴重なのです。
あ、もちろん、修験者が渡っている時は本当に熱そうでしたよ。
写真の右奥のほうに足を洗う場所があり、お寺の人がひとりひとりに濡れタオルを貸してくださいました。
そのタオルは使い終わったらバケツに戻すのですけれど、それをまたすぐきれいに洗って、つぎのひとに貸して、と何人もの人がせっせと働いてくださっていました。
そんな中である女性が、
「なにこれ、ぜんぜん汚れ取れない!」「きたな~い。これじゃ靴下はけないわ」
と怒ったような声を出していました。
たしかに、塩で踏みつけられた泥は粘着質になっていて取れにくかったです。
が、火渡りの後の足の裏をピカピカにする必要はあるのでしょうか?
ありがたい修行を(ほんの少しだけですが)体験させていただいたのです。
泥土もお不動様とのご縁だと思って靴下の内におさめればいいじゃない。そう思いました。
また、御朱印待ちも長蛇の列になっていて、その中にはイライラした素振りで(体が揺れているんですよね)何度も前のほうをのぞきに行く人、「あとどれくらい待つの」「帰れないよね」と聞えよがしな会話をする人もいました。
せっかく観音様やお不動様とご縁ができたというのに「もったいない」と思いました。
イライラ波動は、他人も不快にしますけど、なにより自分を痛めつけるんですよ。本当です。
並ぶのが嫌なら、御朱印をいただくのをあきらめればいいだけです。
足を汚したくないなら、火渡りには参加しなければいい。
うっかり選んだ道が自分の期待通りではなかったとしても、口や態度には出さずに心の中で思うだけにする(そして何らかの方法で自分のご機嫌を取る)のが望ましい在り方ではないかと思います。
ちょっと偉そうなこと書いてしまいました。それも過去の自分の反省があってのこと。
イライラは自分自身を害す。自分の機嫌は自分でとる。
この二つは、自分の安泰のために、常に意識しています。
ちなみに塩船観音寺までのアクセスですが、河辺駅または東青梅駅から歩いて30分ちょっとです。
「つつじまつり」の期間は、河辺駅との直通バス(15分間隔)も臨時であります。
が、混んでいるとなかなか乗れないので、私は歩きました。
行きは東青梅から観音通りを歩いて行きましたが、とても気持ち良かったです。
天気が良ければ、歩きもおススメします。
塩船観音寺
公式ホームページはこちら
http://www.shiofunekannonji.or.jp/