3月15日、四緑中宮の月盤日盤が重なる日なので、東の吉方位をとり成田山新勝寺に行って来ました。
私の最寄り駅(武蔵小金井)から電車で約2時間。
着いた時間で、11時からの御護摩に参加できました。
成田山新勝寺の御護摩は、参拝者は無料で参加できます。御護摩のご祈祷を申し込んでいなくても。
知らないと見過ごしてしまいそうですが、お参りした時に、横のドアからガラスの向こうの大本堂にも入れるのだと気づいてください。靴を入れるビニール袋も置いてます。
私は10時過ぎに着いたので、他に誰も入ってなかったのですが、上がらせていただいて、不動明王様のご真言と般若心経を小声で唱えさせていただいてましたところ、10時半くらいからわらわらと人が増えて、11時前には結構な人数になってました。
私は始めは正面に座っていたのですが、護摩祈祷の始まる前に右手の奥に移動しました。
成田山参拝3回目にして察しました。右手奥に座るのが、最もスムーズに護摩祈祷に参加できます。いえ、もちろんどの位置にいてもいいんですけど、正面にいると御火加持に参加しづらい。というのが私の体験です。
御火加持とは、鞄や財布などの持ち物を御護摩の火にあてることで浄化していただくという儀式です。
限られた時間内に、鞄や財布をお渡しして、御護摩の火にあてていただかないといけないのて、けっこうな慌ただしさです。
右手、または左手、の奥からお坊様にお渡しするので、正面よりも左右にいた方が良いです。
そして右のほうがより良い理由は、護摩祈祷が終わった後、お不動様とのご縁を結ぶために五色の糸を触るのですが、それが右手が入り口になるからです。
とか書くと、なんか合理主義ぽくて嫌な感じですが、慣れてないと、正面に座っていると、御火加持に参加するのが結構大変。というかタイミングを逃すのですよ。
あれあれあれ?あれ何??という間に終わるか、
途中で気づいても、慌てて立ち上がるのが恥ずかしくて「まあいいか」と諦めてしまいがち。
初めていった時の私がそうでした。その時はちゃんと護摩祈祷を護摩料添えて申し込んでいたというのに。
五色の糸に触れる際、お賽銭箱があることもお知らせしておきますね。その場でお財布探すのも大変です。
あと今回、御火加持で驚いたのですが、お坊様に預ける鞄や財布に、ビックリするほど大きなカバンというかリュックサック?登山用?!みたいなのを渡してる人がいました。あと、私なら1週間以上の旅行にしか使わないような大きなボストンバッグとか。
成田山ですから、はるばる遠方から旅行でいらした方も多いと思いますが、私よりもはるかに年上に見える(てこたあ相当のお年寄りよ!)のお坊様が重そうなカバンを渡されて運んでいる様子に、ちょっと胸が痛みました。
カバンの中に入れてるものまで全部まるっと浄化してもらおうという考えでしょうか。
そこまでしなくても、ご利益はいただけると思うのですけどね。
私は、財布を浄化していただきました。邪を払ってもらいたいのはお金なので。
御護摩が終わった後は、釈迦堂で釈迦如来様、光明堂で大日如来様の御真言を唱え、御朱印をいただきました。
成田山では現在、
釈迦堂で釈迦如来の御朱印
光明堂で大日如来の御朱印
出世稲荷で荼枳尼天(だきにてん)の御朱印
平和大塔で不動明王の御朱印
醫王殿で薬師如来の御朱印
がいただけます。詳しくはホームページで。
今回、私が最も良い気を感じたのは、釈迦堂の拝殿です。お参りしている時、風が吹いていたというのもありますが、体が持ち上がるような爽快感がありました。
あと、大本堂に向かう太鼓橋の上もすごく気が良かったです。
成田山の左手に出世稲荷があって、今まではお参りしてなかったのですが、今回、初めて参拝しました。
会社も辞めて久しいので「出世」は必要ないんですけど、今までずっと(ちょっとした誤解で)お稲荷様を敬遠していたので、一昨年あたりからご縁を作ろうとしています。
お稲荷様ですが、お祀りされているのは吒枳尼天(だきにてん)様でした。
御真言は、
のーまくさんまんだ
ぼだなんきりかくそわか
初めて知りました。
参拝口でお供えの油揚げが売っています。200円でろうそく付き。
参拝を終えて、お昼は近江屋さんでいただいきました。
「地元のものを何かいただかなくては」とお蕎麦と地酒長命泉。
美味しかったので、お土産に長命泉の四合瓶を買って帰りました。
参考までにですが、
前回来た時は「土地のもの!」って菊屋さんで鰻を食べました。美味しかったです。
あと、成田に泊まった時は2回とも「若松本店」を利用しました。こちらも、お食事美味しく、境内が見えるほど新勝寺間近の場所で、早朝のお参りもできてとても良かったです。
しかし、今回、日帰りで行ってきて、割と気軽に行ける場所だと思いました。
東吉方位のときは、たびたび行きたいです。
追記。
大本堂で不動明王様にご真言と般若心経を唱える合間に私が具体的にお願いしたことが、
「花粉症で目の周りや顔が痒くてたまりません。掻いてしまって皮膚は赤くなり目は浮腫んでいます。小じわにもなっています。どうかこの痒みを抑えて、花粉症に負けない強い皮膚にしてください」
というものでした。
えー、成田山まで行ってそれ?!
と思われるかもしれませんが、その場の悩みはそれ一択だったのです。
そして今日17日(2日目)ですが、なんと、痒み治まっています。
浮腫んでいた目も今朝から二重に戻りました。お不動様の力すごいです。