今年の九紫火星は、中宮回座。
中宮に入ったときの注意点は、我を張らないこと。
中宮にいると、ついつい「私が!私が!」と主導権を取りたくなるのですが、それだと八方塞がり。
八方通ず、八方開くにするためには、自分は動かずに、周りに感謝して動いてもらうこと。自分は「調整役」で良し。
と、年始から言ってましたね、私。
九紫火星の自分にも、もちろん言い聞かせてました。
それで、仕事はまずまず順調に行ってたのですが、
なんと、思わぬところでやってしまいました。
私の住むマンションにはペットクラブがあり、交代で2年任期の役員を務めます。役員6人のうち毎年3人が新人。私は、去年から役員になり今年2年目。去年はしっかりした先輩がいて行事の計画も準備もスムーズに進んでいたのですが、今年は何かと遅れがち。打ち合わせが延期になったり、集まっても何も決まらなかったり。
「これは、いかん」
カチッとスイッチが入ってしまいました。
私が仕切らないと!
結果、「私が!私が!」で2カ月進め、今月いよいよ大事な行事が行われるのですが、会長に言われてしまいました。
「あなたが好きなように、思う通りにしたらいかがですか?」
ショックでした。
まさか、そんな風に思われていたとは。
しかし振り返ってみれば、そう言われても仕方ないほど、私、ひとりで「がんばって」いました。
がんばる→我ん張る→我を張ってる
これだ!
九紫火星のNGアクションを、どっぷりやっていたんです。不思議なことに、やってる最中は全く気づいていませんでした。
(あれだけ、周りの九紫火星にはアドバイスしてたのに!)
よくよく考えたら、私の「我ん張り」は、
「自分の考えが正しい」「みんなもそれで助かるはず」
という思い込みで出来ていました。
周りはそんな私に振り回されながら、ガマンしてやってくれていたのでしょう。
それで、上記の言葉。
これは、天からのメッセージだと思います。
天、神様、宇宙、マスター、呼び名は何でもいいのですが、
私たちを見守ってくれている大きな存在は、しばしば大切なメッセージを誰かの口を借りて伝えます。
嫌なことをされたり言われたりしたら、自分を次のステージに上げてくれるチャンスと思え。と、先日、yujiさんからも言われました。
今回の言葉は、ステージを上げるチャンスというよりは、
知らず知らずにNG行動をとっていた私への忠告ですね。
もう一度、今年のテーマに戻って、
「感謝の気持ちで、自分は動かず周りに動いてもらう」に立ち返ろうと痛感しました。
がんばらない。我を張らない。
周りを信頼して、大丈夫。
そして、今回の件、易占を立てたのですが、
「雷沢帰妹(らいたくきまい)」の初爻を得ました。
帰妹娣(てい)をもってす。
跛能く履む。
征けば吉。
訳しますと、
副妻として嫁ぐ。足の悪い人が無理をせず歩いていくような態度なら進んで吉。
これは、一言でいうと、
立場をわきまえて行動すれば吉という卦です。
ゆっくり、そろそろと、控えめに。
自分が主導権を握ろうとすれば凶。
無理して頑張ってみても何もよいことはないという卦です。
本当にピッタリの卦が出るものだと、またまた易の不思議さに感動しました。
之卦は「雷水解」なので、解決するというメッセージでもあります。